ハンドボールのルール

ハンドボールの「シュート」ルール

ハンドボールのシュートルールイメージ

ハンドボールのシュートにおける基本ルール

ハンドボールのシュートシーンにおいても、たくさんのルールがあります。

ルールを理解したうえでシュートしないと、せっかくボールが相手のゴールに入ったとしても無効としてカウントされてしまうので、しっかりと理解してシュートしましょう。

6mラインより外からシュートする

まず、一番重要なのが6mラインよりも外側からシュートをしなければいけないということです。

ハンドボールではゴールを中心としてコート状にゴールから6m離れたところにラインが引かれています。

6mラインイメージ

この内側をゴールエリアと呼びます。このゴールエリアに進入することができるのは相手チームのゴールキーパーのみであり、この中に侵入してシュートをすることはできません。

外側からであれば、どこからシュートを打ってもよく、そのボールがゴールラインを完全に越えれば得点として認められます。

シュートを打つのは手だけではなく、ボールが身体に触れて、ゴールに入った場合も得点として認められます。ただし、ボールを膝よりも下で扱うことはハンドボールでは許されていないので、この場合には得点は認められません。

なお、ゴールエリアラインである6mを踏んだ状態でシュートを打っても、ゴールエリアへの進入とみなされるので得点にはなりません。

シュートを打つ選手は、だれでもよく、ゴールキーパーがシュートを打っても得点と認められます。

さらに自陣のゴールエリアから相手のゴールにロングボールを投げて、シュートが入ったとしても得点になります。

空中はゴールエリアではない

ハンドボールでは、一般的にゴールエリアラインよりも手前からゴールに向かってジャンプをしてシュートします。

このジャンプをして飛んでいる時間帯、身体はゴールエリアに進入をしていますが、ゴールエリア内にいるとはなりません。

このため、できるだけゴールに近いところまでジャンプしてシュートを打てば、それだけ近くからシュートを打つことができます。

さらに、ゴールエリア内の空中に浮いているボールもゴールエリア内にはならないので、ゴールエリアの外から選手がジャンプして、空中でボールをキャッチし、そのままシュートをすれば得点として認められます。

これをシュートの中でもスカイプレイと呼んでいます。

気をつけなければいけないのが、身体のどこかが地面に触れる前にボールを放さなければいけないということです。

地面に触れてしまうと、その瞬間にゴールエリアに進入したと見なされるので得点にはなりません。

スカイプレイをするときにも、シュートを打つ前の選手がジャンプするときにゴールラインを越えてしまっていると、シュートの前段階でゴールエリアへ進入したことになるので、得点にならないのです。

シューターに対するルール

シューターの優先権

ハンドボールでは、シュートを打つ選手に対して優先権が与えられています。

この優先権を阻害するような行為があり、得点をすることができない場合には7mスローが与えられます。

さらに危険な行為に関しては、選手に対して警告や退場の処分が科されます。

シューターの前は優先経路

シュートを打つときは、相手ゴールに対してまっすぐに進むことになります。ゴールとボールを保持している選手を結んだ直線上は、ボール保持者に優先権があります。

そのため、相手の進路を妨害するような行為をした場合には、その行為の内容によってディフェンス側が反則をとられます。

また、シュートをしようと既にモーションに入っている人もボール保持者としての優先権があるので、空中で飛んでいる選手に対して、押すや引っ張るなどの行為も反則対象となります。

シューターが唯一、気をつけなければいけないのが既に自分の進路上に相手選手がいたケースです。この場合には、ディフェンス側の選手にエリアの優先権が与えられているため、その選手にあたってしまえば、シュートを打つ選手側のチャージングという反則になります。

チャージングの反則に関しては、レフリーによって幅が大きく、わずかにでもディフェンス側の選手が動くと、ディフェンス側の反則になってしまうことがあります。

このため、チャージングを避けるためには、わずかでも相手選手の正面から身体を動かすことが大切になります。

反則の取り扱いについて

シュート時の相手選手による反則行為に関しては、状況により3つに対応が分かれます。

1. そのままゴールに入った場合

シューターに対する反則があったものの、そのままゴールを決めた場合にはアドバンテージと見なされ、ゴールが認められます。

一方で、このときの反則行為に対して審判が警告または退場を宣告しなければいけない場合には、得点を認めた後に相手選手に対して指示が入ります。

2. シュートモーションで止められた場合

シュートを打とうとした選手が、既にシュートモーションに入っている状況で反則行為により止められれば7mスローでゲーム再開になります。

サッカーでいうペナルティキックと同じ扱いになります。

3. シュート前の段階で反則行為があったと判断された場合

シュートを打つ前にディフェンスにより反則行為があったと判断された場合には、9mラインからのフリースローでゲームの再開となります。

シュート補助における反則行為

ハンドボールでは、シュートシーンにおいてポストプレイヤーや他の選手によってシュートコースを開けるようなフォーメーションが行われます。(シザーズプレイやスクリーンプレイなど)

ポストとのコンビネーションプレー

これらの行為そのものは反則ではありませんが、明らかに故意にオフェンス側の選手がディフェンス側の選手を押さえたときに反則になります。

手で押さえてしまえばホールディング、相手を突き飛ばせばプッシングにあたります。

反則をしないためには、手を使わないで、身体で邪魔をすることがポイントになります。

ただ、立っているだけであれば、そのポジションはオフェンス側に優先権がありますが、動こうとしているディフェンス、またはすでに動いてポジションを取っているディフェンスを動かしてしまうのは反則行為になります。

パッシブプレー (時間稼ぎ行為)

ハンドボールでも、時間稼ぎに関する行為に対しては反則が取られます。

バスケットボールのように何秒以内にシュートをしなければいけないというルールはありませんが、シュートを打つそぶりを見せないでボールばかり回していると「パッシブプレー」という反則を取られて相手ボールでのスタートになります。

パッシブプレーはいきなり取られるものではなく、予告合図があります。

おおむね6回程度のボール回しでシュートを打たないケースには予告合図が出ることが多いですが、絶対ではありません。明らかに攻撃をする意思がないと判断された場合に「パッシブプレー」が宣告されます。

宣告は口頭で行われるのではなく、レフェリーのジェスチャーによって行われます。

予告が行われてもシュートに行かない場合には、ファールを取られて相手のフリースローからゲームが再開します。

まとめ

ハンドボールでは、シュートシーンにおいてさまざまな反則があります。

確実に得点を取るためには、練習段階からシュートが反則なのかどうかを見極める必要があります。また、身体接触は基本的に禁止ですが、バスケット以上に認められている部分が多く、審判によっても取り方に差があります。

多少の身体接触では反則を取らないということも前提に、シュートを打つ気持ちも大切です。

シュートのルールが分かったら個々の練習

ハンドボールのシュートについて、基本ルールや反則行為などが理解できたら、技術や経験を積むトレーニングをしましょう。

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