ハンドボールのルール

高校生のハンドボールルール

小学生ではあまりメジャーではないハンドボールも、中学生から部活動として行っているところが増え、高校になるとさらに多くなります。

高校生になったからといって、基本的なハンドボールのルールは変わりません。ただし、中学校までとは判断が変わってくる部分が多くあります。

高校生のハンドボールにおける中学からの変更点

時間が正式計時に

高校のハンドボールになって大きく変わるのが、時間の部分です。

中学生までは、大会のレベルややり方に応じて試合の時間が変わることが多かったですが、高校生になると社会人と同じ正式計時を採用してきます。

このため、前半30分で後半が30分、間のハーフタイムが15分になります。同点で決着がつかない場合には延長戦に入り、5分間の休憩ののち10分間の延長戦を行います。

この延長戦でも決着がつかない場合には、第二延長戦に入ります。第二延長戦も試合時間は10分間です。

それでも決着がつかない場合に「7mスローコンテスト」に入ります。7mスローコンテストでは、両チームが3人ずつを選出して行い、その後はさらに3人ずつ選ばれてというように決着がつくまで行われます。

中学生に比べると試合時間が長くなるので、体力がないとゲーム中にばててしまうことになります。

男子のボールの大きさが3号球に

ハンドボールイメージ

次の大きな変更点として、男子高校生はボールの大きさが変わります。

中学校では、男女ともに2号球(外周54cm以上56cm以下、重さ325g以上375g以下)を使用していましたが、男子高校生になると3号球(外周58cm以上60cm以下、重さは425g以上475g以下)を使います。

女子高校生は、中学生のときと同じ2号球です。

バレーボールの外周が約65cmなので、バレーボールに近いボールを持つために握力が必要になりますし、重さも2号球と比べると100g近く重たくなるので、対応できる腕力が必要です。

男子高校生では、このボールを投げることになるので、体力だけでなく腕の筋力もないと、速く、コントロールされたボールを投げることはできません。

また、中学校までは屋外でも屋内でも同じようなボールを使うことが多いですが、高校になるとそれぞれの専用ボールを使うことが多くなります。

持ったときの感覚が変わってくるので、練習の時からどちらのボールも触って慣れておくことがポイントです。

 ルールは変わらないが基準が変わる

ボディコンタクトに対する基準

ハンドボールの試合イメージ

ハンドボールは「格闘技」という人もいるほど激しいスポーツです。実際にプロの試合中になるとボディコンタクトが多く、つかみ合いを行うようなケースもあります。

なぜ、このようなことが認められているかというと、ハンドボールには正面から入ってくる選手に対しては「手を使って押さえることが認められている」からなのです。このときに掴んでしまうと反則になりますが、押さえるまでの行為は認められています。

高校生になると、このボディコンタクトが激しくなります。そして、中学生までは怪我防止の観点などから、明らかに押さえているような行為は反則として取ることがありますが、高校生になると、こうしたものを取らなくなります。

つまり、選手側から見ると基準がゆるくなってきます。

当然、選手は激しくあたるようになりますし、それが当たり前になります。

オフ・ザ・ボールの選手に対するコンタクト

高校生になると激しくなるのが「オフ・ザ・ボール(ボールを持っていない選手)」へのコンタクトです。

複雑なフォーメーションプレイが可能になる高校生になると、ボールを持っていない選手が、いろいろな動きをしてゴールエリアに侵入してきます。この侵入してくる選手を、ディフェンスの選手は体の正面で待ち構えて受け止めます。

このようなコンタクトは、正当として認められています。当然、手を使って「押さえる」ということもしてきます。

 反則の効果的な利用

ハンドボールでチャージされながらドリブルするイメージ

高校生レベルのハンドボールになってくると、反則でさえもルール上認められている1つの戦術として使われるようになります。

ハンドボールでは、バスケットボールのように反則の回数に応じてペナルティーが与えられることがありません。チームファウルをどれだけ行っても実質的な罰則がないのがハンドボールの特徴です。

そして、ゴールエリア内で反則を犯したとしても決定的なシュートチャンスを妨害した以外には、9mラインまで戻ってフリースローでゲームがスタートします。

高校レベルになるとこのルールを逆手にとって、ゴールエリアに入ってきた選手に対して、意図的にファウルを仕組んでいくプレイが増えてきます。

中学生ではあまりこのようなことはありませんが、高校レベルになるとルールを上手に活用した戦術が出てくるのも1つです。

選手交代の活用

ハンドボールでは、自由に選手交代をすることができます。そこで高校生ぐらいになるとゲーム時間が長くなるので、選手交代を有効に利用してゲームを進めるようになります。

チームによっては、オフェンスの選手とディフェンスの選手を頻繁に入れ替えてゲームを進めるようになります。

チームのメンバーが少ない場合には、専門の選手を何人も作り、戦術や得点差、相手の選手との相性を考えながらゲームを進めていきます。ある程度の経験者が集まってくる高校ならではのプレイと言えます。

審判の力量が変わる

厳格に取られるファウル

ハンドボールの審判イメージ

高校レベルになると、ルールが変わることはありませんが、大きく変わるのが審判の力量です。

県大会レベルでもハンドボール専門の経験を持つレフェリーが吹くことになるので、中学校の頃は見過ごされていた反則もしっかりと取ってきます。

特に多いのが、ブロッキングに関する反則です。どうしてもオフェンスの選手が空間を開けるために手を使う人が増えます。ボールを持っている人に対して正面から手を出して押さえることは認められていますが、ボールを持っていない選手を押さえることは認められていません。

中学校では見過ごされてきた反則が、高校になると取られるようになります。

時間の管理も厳格化

さらに、時間の管理も厳格化されます。一番多いのが「3秒ルール」で、ボールを持ったまま3秒間保持し続けると反則になります。

これも中学校の大会までは、そこまで厳格に取ることはないのですが、高校レベルになると厳格に取ってきます。

パッシブプレイも同じで、中学校よりも体感的に短い時間でパッシブプレイの予告が行われます。

このように審判が変わることで、中学校まではある程度見逃されてきた反則についても、見逃されないようになるのが高校のハンドボールのルールです。

基本的な部分に変更はないのですが、ファウルや時間の管理、ラインクロスと言ったものも見逃されないようになることを意識しましょう。

まとめ

高校生になってルールが変わる部分を見てきましたが、きちんと把握できたでしょうか。ポイントは3つです。

高校生になると試合時間もボールも変わる

高校のハンドボールになると細かい部分のルールが変更になります。一番大きく変わるのは時間が前後半30分になる点です。

また、男子はボールの大きさも大きくなるので、中学校の時以上に体力がないと試合についていくことができません。

反則の基準が変わる

ルールは変わらないものの、反則の基準が変わります。

ボディコンタクトに関しては、中学校以上に厳しい当たりをしてもルールの範囲内であればファウルを取られなくなります。

ルールに厳格なジャッジが増える

審判をハンドボールの専門家が行うことが多く、ルールを厳格に取ってきます。

中学校までは見逃された部分もしっかりと取られるので、時間の管理とブロッキングには注意しましょう。

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