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ハンドボールの松ヤニ | 効果や落とし方、使い方

ハンドボールの松ヤニ

ハンドボールにおける松ヤニ

松ヤニとは何か

松ヤニイメージ

松ヤニとは、マツ科の植物から抽出される天然樹脂で、主成分はテレビン油やロジンなどで構成されています。

油性の粘性が強い松ヤニは、粘着剤や香料、さらにはゴム製品といったものにも使われています。

スポーツの世界でも主に滑り止めとしていろいろな場所で利用されており、ハンドボール以外には、野球のロジンバック(固形化したもの)などに使われています。

松ヤニを塗ることによって摩擦係数を増やすことができるので、バイオリンなど楽器でも利用されることがあります。

ハンドボールにおける松ヤニの役割

ハンドボールにおいて松ヤニを利用するのは、ボールをしっかりと片手で持つためです。

通常、ハンドボールは片手でボールを持ち、パスやシュートをします。このときに激しい動きの中でプレイをしていくので、しっかりとボールを持つことができないと正確なパスやシュートをすることができません。

さらに、細かい手先の動きを確実にボールに伝えるため、ボールを持つときの補助剤の利用がハンドボールでは認められています。その補助剤の1つが松ヤニです。

松ヤニを手に付けることによって、ボールが保持しやすく、投げやすくなります。特にハンドボールを始めたばかりでうまくボールを持つことができない人や、手が小さくてボールを握れない人には効果的なものになります。

松ヤニが好んで利用されてきた理由として、簡単に付けることでき、価格が安いということが挙げられます。150g程度のものであれば1,000円ぐらいから販売されています。

屋内では使用禁止が多い

バツ印イメージ

松ヤニは、指先に付けることでボールを持つ手助けをしてくれますが、利用するときには注意が必要です。

そもそも松ヤニは樹液からできているため、粘性が強く、この粘性を利用してボールをつかみます。

しかも、水溶性ではなく油性のため、どこかに付着すると落とすのが大変ですし、汚れます。特にボールに松ヤニが付くと、付いた松ヤニが床やほかの人の手につくことになります。

このため、ハンドボールは屋内競技ですが、屋内で試合をする場合に、松ヤニを利用すると床面が汚れてしまうことから、松ヤニの禁止をされているところが多くあります。

競技規則では認められていても、施設によって利用することができないケースがあるので注意しましょう。

松ヤニの問題があるので、ハンドボールの大会には体育館を利用させないとしている施設も多くあります。

外で行われるハンドボールにおいては松ヤニを使うことができます。

松ヤニ利用時の注意点

松ヤニの種類と使い方

ハンドボールで利用する松ヤニは、ジェルタイプになっているものとスプレータイプのものの2種類があります。

どちらのほうが性能がよいかというのは言い切れませんが、ジェルタイプのもののほうが安価でよく利用されています。スプレータイプのもののほうが、汚れは少ないです。

松ヤニは油性のものが多く、一部で水性のものも販売されています。

松ヤニの落とし方

水性のものは水で洗えばすぐに落とすことができますが、油性のものは簡単に落とすことはできません。

油性タイプのものを落とすためには、松ヤニクリーナーを併せて用意しておくのがよいです。

人によって異なる松ヤニの使い方

松ヤニの使い方は人によって大きく異なります。「絶対にこう使わなければいけない」という決まりはなく、練習で使いながら自分にベストの付け方を探します。

一般的には指先に付けることが多く、手の平の部分まで付けることはしません。

また、べっとりと全体につけることはなく、薄くつける人が多いです。松ヤニは付け過ぎてしまうとボールが手から離れにくくなり、逆にボールのコントロールが難しくなります。

指先の細かい動きをボールに伝えやすくするために使う補助剤なので、付け過ぎてコントロールができないような状態にしては意味がありません。

指の中でも、ボールに繊細なコントロールを与える指先や、握力が弱い利き手と反対側の手に付けるのがおすすめです。

手のひらイメージ

ここから先は、とあるプレーヤーから伺った話です。

その方はプレイをしているときに、松ヤニを人差し指、中指、薬指の三本の先に、薄めに付けていたそうです。

これは、指からボールが離れるときに最後に離れる部分であり、細かいコントロールをつけるのに松ヤニが付いていると便利だったからだそうです。

薄めに付けているので最初は粘着力がありますが、次第に効果は薄れてきます。そこで、ゲーム中にこまめに松ヤニを付けるようにして、プレイをしていたようです。

スプレータイプのものだと手に広く付いてしまうので、ジェルタイプを好んで使っていたそうです。

松ヤニの効果について

ハンドボールにおいて、松ヤニを利用するのかしないのかは、さまざまな人によって研究が行われています。

この研究によると、松ヤニを利用することによってボールの保持時間が長くなり、シュートモーションが相手に分かりにくくなる効果や、平均値ではあるもののシュート時のボールの加速度が向上する結果を得ていると発表されています。

これらのことからも、松ヤニを使うことによって競技の技術向上が見られることが分かります。

参考

ハンドボール競技における松ヤニの効果について

松ヤニを使えないケース

ハンドボールをするうえで、松ヤニを付けると一定の効果があることは分かりますが、実際には体育館で松ヤニの使用が禁止されているなど制約も多いです。

そんなときには、どうすればよいのでしょうか。

両面テープを利用する

両面テープイメージ

松ヤニと同じような補助剤の役割を果たしてくれるものとして、広く使われているものが両面テープです。

指先に両面テープを取り付けることによってボールを指先に付けることができ、松ヤニと同じような効果を得ることができます。

ハンドボール専用の両面テープも販売されていますし、一般に販売されている両面テープでも問題なく使えます。

松ヤニの場合、ボールが汚れてしましますが、両面テープであれば問題なく使うことができます。

細めの両面テープイメージ
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粘着性の高いボール

最近、ハンドボール用に粘着性の高いボールも登場しています。松ヤニなどの補助剤を塗ることなく使うことができるとして注目されています。

しかし、公式のボールにはなっていないので、大会では使うことができません。

初めの練習として使うのには問題なく利用することができるので、練習用として使うか、ハンドボールをまだ始めたばかりの初心者が、ボールを投げる感覚を身に付けるときに利用するのには効果的です。

メンズ用のボール、

そしてレディース用のボールもあります。

まとめ

松ヤニについて、さまざまな角度から解説してきました。ポイントは以下の4つです。

松ヤニは大会でも利用できる

ハンドボールをする人の多くがボールの粘着力を高めるために松ヤニや両面テープを愛用しており、これらの利用は大会でも問題なく認められています。

体育館によっては利用が禁止されている

松ヤニはボールが汚れ、その汚れが床面に付着する可能性があることから、多くの体育館で利用が禁止されています。

使用できるか、その体育館のルールをよく確認しましょう。

自分にとっての適量を見付ける

松ヤニの使い方に関しては、これといった決まりはありません。ただし塗りすぎるとグリップが利きすぎてボールのコントロールをすることができなくなります。

自分で一番よいと思う塗り方を見つけることも大切です。

松ヤニの代わりに両面テープも可

松ヤニを禁止されているところでは両面テープを使うことが多いですが、専用のものから一般的な両面テープまで、こちらも種類がたくさんあります。

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